投資には勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある

失敗に学びながら投資で一本立ちを目指すフリーランスの日記

フリーランスは3年経つと人脈の見直しと再構築を迫られる。

技術者でフリーランスで働いて5年目だが、

最近、担当者が変わってきた。

コンサルタントやコーシュマー相手のフリーランスの状況は私にはわからないが、

デザイナーやプログラマーなど会社から受注を受ける形の

フリーランスは 多少年月のずれはあっても

直面するのではないだろうか。

 

独立したての頃は私の場合は発注者が若干年下か同年代というのが

多かった。世代が近ければ共感する部分もあり

人脈の広がりも強く、順風満帆だったといえる。

コレだけ声をかけてくれる人がいるのだからと、

料金交渉等も徐々にうまくやれるようになってきた。

自分の名が広まることが受注量と比例して増えていた。

 

ちょうど1年前くらいに、急に受注件数が落ちた。

フリーランスなんで波があるとはいえ、

想定していた落ち込みよりも、がくっときた。

突如持て余した時間で考えてみて、気づいた。

3年経てば 発注者の担当者が出世、もしくは配置換えになってきていることに。

今は私が独立した手の頃に取引先に入社した人たちが直接の発注者になってきている。

世代としても1世代以上は少なくとも下で

かつちょっと一世代上の先輩がよく使っていた人を使うのは

心理的に悪い方にバイアスがかかりやすい。

自分の名が広がっていることで

むしろいままであった、簡単だけどめんどくさいから

気心知れている同年代の私に気軽に発注、みたいな作業の仕事が

へったのだ。

 

レギュラーの仕事や指名の仕事の合間に、

そういう仕事で埋めていたスケジュールがすっかり空いた。

 

そんな中でも声をかけてもらった仕事は

本当に慎重にコミュニケーションしていかないといけない

特に自分から見て下の世代に対して適切なコミュニケーションと

とらないといけない。

気を使わせすぎず、ほどよい親しみやすさ。

そして払ってもらっている額を納得させられるだけの

パフォーマンスを出すこと。

それを目上の人ではなく下の世代を意識して

コミュニケーションをとっていく。

 

そう意識しだして昨年頑張った結果

後半からは仕事の受注量がもどって、

仕事の電話がかかってくるメンツは結構入れ替わった中で、

結果年の売り上げはほぼかわらないところまで挽回できた。

決算の作業をしていて当時を思い出しながら数字を見て

今やっと俯瞰めで観れているから言えるんだが。

昨年の挽回のターン位入るまでは

もう俺の時代は長くないのか?もうピークを打ったのか?

みたいな気持ちでガクブルしてたんで。

 

人脈はなくなるわけではないのだが、

3年ぐらいごとに関係性のチューニングをしていくことが

現場の作業を受注するフリーランスには必要なんだなと思った。

 

そしてサラリーマンとは

また違った人脈構築を意識しないといけないんだなと

今あらためてひしひしと感じる。