投資には勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある

失敗に学びながら投資で一本立ちを目指すフリーランスの日記

まだまだ太陽光でいける?それとも風力?スマートエネルギーWeekにいってきた!

2017年3月2日、ビックサイトで行われているスマートエネルギーWeek。その中で行われていた
太陽光発電システム施工展と風力発電展WIND EXPO2018にいってきました。

 


今回はコラムというより展示会のレポートになります。
写真撮影不可の資料の展示もあったり載せられないものも
ありまして、根拠を明確に出せないものもありますが、
その辺はご了承ください。

風力発電ってどうなの?

最近FIT申請数がうなぎのぼりで太陽光のFIT価格が下がってきた風力発電。
今からは太陽光じゃなくて風力のほうがいいのでは?
なんて考えもありました。
ようやく設備の認証というのが去年あたりからはじまり、
じわりじわりと風車のバリエーションも増えてきました。
会場には従来の風車の展示もありましたが、

新しい形の風車もいろいろ。

それぞれの風車の詳しい説明は割愛しますが、
みなさんいろんな工夫をされています。
もちろん工夫して良くなった分、コストにも跳ね返っているようではありましたが。
今後実績と価格を比較してきっと優劣がこれからついていくのだと思います。

小型風力発電はようやく昨年から立ち始めている感じなので、
実績データがまだまだ少ないです。
そんな中、1年を通しての実際の発電量、売電量を発表しているところもあり、
非常に興味深いデーターがでてました。

それは。。。。

風力発電は夏ほとんど発電しない!
太陽光の夏場に対しての冬場、という比じゃないです。
太陽光は夏場に対して冬場は半分って感じですが、
風力発電は夏に対して冬は1/4とか1/5みたいな感じです。
そのギャップはびっくりしましたね。
風力はまだまだ融資がおりにくいので、融資でやってる人は少ないのかもしれませんが、
春から売電初めて返済も始まると、資金のやり繰りは相当大変そうです。

どれくらいの頻度で故障やトラブルが起きるかはわかりませんが、
冬場に起こるとものすごい痛手になる、というリスクをはらんでいるなと思いました。
太陽光とあわせて運用ならお互いが補っていいという考え方もあるかもしれません。
極端なグラフを見ると、低圧太陽光2基に対して小型風力1基くらいで運用すれば、
安定感は出るかもです。

土地付きの分譲型の小型風力発電の販売を行っているところもあり、
これからいろんな商品が出てくるんだろうなあ、と思いました。
小型複数台タイプか、大型一基タイプか。
それぞれ一長一短でやってみないとなかなか見えてこないように感じます。
まだFITが下がるという話は聞きませんし、4月で55円を維持しているようなら、
まだまだいろんなデータが出てくる来年以降までアンテナを張っておいて、
じっくり検討しながら進めていくのがいいのかもしれません。

FITの申請数もかなりの数だ、ということですし、選べる物件はこれからどんどん出てきて、物件をいろいろ比べられるようになると思ってます。
ただグリーン税制や生産性設備投資税制のような節税措置が風力に適応されれば、一気に市場が盛り上がるし、値段も高騰しがちなのでうまく上がりきる前に手をつけないとダメかもしれませんが。

 

太陽光発電はどうなの?

こちらは正直あまり期待してなかったのですが、
みなさんFITが下がるのに向けてあの手この手を出してきてます。
発電効率を上げるため、架台が太陽を自動追尾するとか、
バッテリーを使って過積載の発電をプールしてピークカットを避けて発電するシステムとか
まだまだ太陽光発電に工夫の余地があるんだなあと思いました。

土地付き太陽光の物件にそういう工夫のシステムを乗せられるかは設備認定のこともあるので
微妙ではありますが、
過積載の物件+一工夫という形でより高利回りを目指すのも面白いかも、と思いました。
自分で野立てをやられていて、追加のシステムを入れられる人は方もチャンスがあるように思います。

セミナーに行って思ったこと

現段階では風力よりも過積載の太陽光のほうがいろいろ読める部分もあって面白そうです。
もう太陽光は微妙かなと思っていましたが、
個人的には3基目が工事の遅れでキャンセルになったため、
太陽光より風力を下調べしていこう、と思っていたのですが、
あたらめて太陽光の物件を洗い直すほうが面白いのかもしれないと思い直しているところです。
生産性設備投資税制を使うには3月末までに売電しないといけないのでちょっとハードル高いですが、いろいろ調べなおそうと考えてます。

今回はこの辺で。
この記事はメガ発のコラムにも寄稿してます。