投資には勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある

失敗に学びながら投資で一本立ちを目指すフリーランスの日記

ゴールデンパーム投資が行き詰まって解散に。。。

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2011年に投資を初めて2012年から5回にわたって
遅延もなく配当を受け取っていたゴールデンパーム投資。
突然解散ミーティングのお知らせが来て、
厳しい局面がやってきました。

 最初の6年がパームヤシが育つ期間で(私は2年目から投資に参加)
年6%が配当され(マレーシア国債で資金が運用される)、
収穫の時期に入る今年の配当から9%の配当が払われる想定でした。
またこのプロジェクトはマレーシア政府の認可を受けている事業のため、
半年ごとに資金繰りのチェックが入ることもあり、
まあ大丈夫かなという認識で投資していました。

今回の解散の流れになったのは
そのマレーシア政府のチェックで、用意していないといけなかった、
配当と投資家の買い戻しに対応するための一定資金が、用意できなかったため、
マレーシア政府の認可を受け続けることができず、
存続ができなくなったという経緯らしいです。

原因はエルニーニョ、洪水等の天候によるパームヤシの成長が
予定より遅れていること、人件費の高騰らしいのですが、
ちょっと運営のずさんさがひどいかなとも思います。
エルニーニョや洪水があったタイミングでは問題ないのか、大丈夫かと
連絡した時には


パーム油の価格が大きく下落して、規定の水準を割ってしまったら、
配当がでなくなるということはあらかじめ契約に盛り込まれているので、
パーム油の価格下落が原因ならまだ納得もいくのですが、
そうではなく収穫がうまくいかないというのはなんともお粗末だなあと感じます。

これから10月頭にミーティングがあり、
即時市場売却か、1年かけて少しでもいい条件の売却相手を探すかが決定され、
その結果に従って売却された売却額を投資家で分配されることになりそうです。
このゴールデンパームのプロジェクト解散はニュースになっているので
そうそういい条件で売却できる相手が見つかるとも思えませんが、
パームヤシ自体は育っていることと、政府の認可があったプロジェクトで、
適当には処理できないのではないか、ということに
投資家サイドとしてプラスの材料を見いだすしかないのかなという状況です。

センデラランチに続いて厳しい結果の海外投資になってしまいましたが、
配当と合わせてトントンくらいの回収を祈るしかないなあ。。。

こうなってしまった以上こちらにできることもないので、
むしろ額がでかい石炭やシンガポールエアラインの投資が
トラブらないことを願います。