投資には勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある

失敗に学びながら投資で一本立ちを目指すフリーランスの日記

ゴールデンパームから今年の配当をいただきました。

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まったく日本では馴染みがないですが、

マレーシアではヤシの実からとれるパーム油は一大産業で、ヤシの実を育ててパーム油を取り、売る、というビジネスモデルの投資です。

収穫時には収穫する人件費がかかりますが、

パームヤシというのは基本ほったらかしてても結構育ってくれるみたいで

(気候的にスコールがあるというのもある)

あまり自然の脅威や、不作に悩む心配はなさそうな商品ではあります。

  

なので投資家目線で見ると、

基本年6%で回って、

パームの価格によっては6+αの利率(パーム油の市場価格による)で、

23年後に満期を迎えるという変わった投資商品です。

 7年目以降は出資金同額で買い戻してもらえる権利もあります。

ちなみにマレーシアは定期預金が3%つく通貨ですから、6%も、ものすごい利回りとは感じないですが。

 

そんなゴールデンパームから今年も配当いただきました。

6%なんですが、非居住者として源泉徴収される税金があり、実質5%になっちゃうんですけどね。

 

それと今年は配当の報告と一緒に来年の配当が書かれてました。

来年はパーム油の市場価格が1500RM切らなければ、6%+3%の9%配当出すよ!とのお知らせが。

 

このパームのプログラム、パーム油の市場価格が1500RM以上あれば

うまく回っていく仕組みで作られているので

始めた当初は6%+ボーナス2%みいな配当をいただきましたが

パーム油の価格下落につれて、すぐに6%の配当になっていたのがここ数年です。

 

少しは値は戻してきてはいるけど、と思って詳しくレターを見てみると、

今年は収穫が予想に比べて+80%もとれたみたいです。

ただ取れすぎてもクオリティーやメンテナンスを考えて

バランス取らないといけないみたいですね。。。

 

まあでも収穫高が想定よりあったのはよかったし、

9%に配当が上がる(であろう)のは素直に喜びたいと

おもいます。

条件のパーム油が1500RMの価格を割らないこと、というのは

プログラムとして1500RMを割るときつい、損益分岐点だと

逆にそこさえクリアできれば安定運用できる、と投資の当初から説明されていたことなので、普通にいけばきっと9%の配当になるとおもいます。

 

ちなみにRM建てのマレーシアのパーム油の価格は

Daily Palm Oil Prices

で見れるんですが日々の価格しか見れないので

私が始めた2011年ごろからのグラフを別のサイトで見てみると、

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 始めた頃は3000 RMを割り始めたあたりでしたが、

去年の今の所底に見えるところでは2000RMを切ってきていて

これから先大丈夫かな〜なんて思ってました。

今はそこから少し持ち直して2500RMを超えてきたから一安心ではあるんですけど。

 

ちなみにパーム油自体はマクドナルドのポテト揚げるのに

使ってたりしてるんだけど

今はアメリカとかはヘルシーオイル思考だから

ちょっと輸出が鈍っているという噂も聞きます。

日本の今のマクドナルドは元気ないし、

大手ファーストフードで使うほど消費されている

商品、みたいなイメージじゃなくなりつつあるかもしれません。

 

ただパーム油をとった後のヤシの皮を今まで捨てていたのが、

廃油バイオマス発電の燃料に適しているのではないか、という動きもあり、

そちらには期待したいです。

すぐどうこう、ってことではないでしょうけど、

こちらの投資プログラムも23年ものなのでね。。

パーム油の価格が下がっても皮が売れるのであれば、

長くやっていける可能性上がりますしね。

 

 まあとにかく今の所順調にいってて何よりです。