巻き込む力と巻き込まれない力。
フリーになって、立ち位置的にも
巻き込まれない力がとても強くなった。
当然社内しごとみたいなものから解放されるし、
いちいち時間単価でお金がかかるから
変な仕事にまきこまれることはぐっと減った。
だけど、自分から巻き込まなければ
そういう距離感の人間関係は生まれることはなくなって
少し寂しさもある。
独立して組織にしていく人と、一人でやる人の違いは
巻き込む力、その資質があるかないかの違いなのかなあと思う。
一人でやっていて、今後も会社で人を雇おうとかはいっさい思わない私としては
きっと向いていないのだろうし、無理にやろうとは思わないけど。
いつまでもひとりだと、どん詰まり感というか
これいじょう成長するのは限界なんじゃないか、なんて思いにも駆られる。
この前読んだ本で
この本の沢木耕太郎の話の中に出てくるのだけれど、
一番強いチームは一人でサバイバルできる力を持った人たちが
ゆるくつながっているパーティー、
という文章がすごくしっくりきて印象に残っている。
フリーランスの生き方のスタンスの説明がすごくしっくりきたので。
この感じで仕事をしていければ良いなとホントに思う。
ただ、現役プレーヤーとして考えれば
年齢とともに個人のサバイバル能力は落ちるわけで
前線にいられる50代、60代になれるのか?
なんてことはまた別問題で上がってくるのだけれど。