フリーランスになって思う取っといてよかったFP3級。
FP3級が資格として役に立つわけではない。
FP3級をとるべく勉強した事が
直接的ではないにせよフリーとして生きていく上での
お金を考える上で大きく役に立ったのでおすすめしたい。
私は会社員で入社4年目ぐらいで仕事に慣れ始めた頃
FP3級の資格を取った。
2ヶ月半くらい会社の仕事の合間を縫って
勉強して、ギリギリだったけどなんとか合格でした。
FPの勉強をすると、
どういう年金制度があって、どういう税金がかかってきて
どういう優遇制度があって、みたいなことを一通り勉強する事になる。
相続の事とかまだ先のことだったり、 今すぐ直接役に立つ知識ではないのだけれど
この国がどうやってお金を集めているかの一端は見れる。
お金を増やすには
収入を増やす
支出を減らす
税金を減らす
それしか現状より手取り年収を増やす方法はない。
この支出を減らす事(補助金もらったり、無料の行政サービス使ったり)と
税金を減らす事の予備知識がつくことになる。
僕はこの勉強をした事で
家を買わなくてもいいんだという結論に至ったし、
車も娯楽だと割り切らない限り買わなくていいという結論になったし、
節税の絡まない生命保険は特にいらないという結論になったし、
(遺族年金制度を勉強して)
お金にまつわる判断がしやすくなったのは確かです。
世間で何となくと思われている経済消費に
うっかり流されなくてすむようになった。
もちろん知識のもと吟味したことでいろんなものを購入するという
結論の場合もあるだろうけど、
少なくとも買った後に
税金とか結構とられるんだなあみたいなことを言わなくてすむ。
家を買う時に固定資産税と都市計画税が年いくらで
生涯どれくらい払い続けるかシュミレーションする。
住宅ローン減税の条件は満たしているのか等も確認する。
車買ったら自動車関係の税金と車検でどれくらいかかって
生涯どれくらい払うのかシュミレーションする。
元の予算、価格に比べて購入時に隠されているコストを見逃すと、
知らない間に微妙に生活を圧迫してくる。
とにかく一度つけた知識は忘れてしまうけれど、
売る覚えでもなんか税金がかかった気がする、とかぐらいは
覚えているもので、検索に引っ掛けて調べる事はできる。
コレが一番大きい。一度も知らないと調べようがない。
そしてフリーになると、
税理士や会計士等とのつきあいもでてくる。
その人たちがどういう提案をしてくるか。
教科書通りの指示だけする人なら自分で調べる事で間に合わせられる。
少なくともやりとりでなめられずにすむ。
税務・会計業界とのつきあいが始まる事に向けての勉強だと思って
やっておくと、とても役に立つ。
これからフリーで働こうと思う人には
できればFP3級取得を独立前にやっておくのがオススメです。
退職を決めてからの有給とかをうまく活かして。