2016年投資はどうだったのか。結果まとめ。
2016年の投資を振り返って。
1年の投資成績や状況をまとめます。
元本が為替等で変動するため何を基準にというところもあるのですが、
基本は元本の為替変動は考えずにどれくらい配当、利息がもらえたかをメインに見ていこうと思います。
1.HSBCマレーシア定期預金
定期預金なんで投資と言っていいのかわかりませんが、
安定の3%。20万RMで利息が6000RMくらい。
マレーシアリンギットが25円くらいなので円換算すると15万くらいの利息をいただきました。
ただ定期預金でも円ベースで考えるのならば為替リスクを結構とってることになり、
預け始めてからずっとリンギ高傾向で2015年には
マレーシアリンギットは一時期35円くらいまでいって、
為替だけで200万弱の含み益があったのですが、そこから下がりに下がって
今はちょうど預けた頃のレートぐらいか。
ここいらでリンギ安は底打ちになってほしい。
円換算で考えると16年は28円スタートだったから、
為替で60万くらいやられているともいえるので儲かってないとも言える。
基本しばらく円に戻すつもりもないのでいいんですが。
HSBCのプレミアをキープするための預金でもあるので
来年以降もこのまま定期預金続行です。
2.ゴールデンパーム投資
2011年からはじめてるパームヤシの投資です。
今年もエクストラボーナスはつくこともなく、6%(源泉されて5%)でした。
約3900RMは、9万7千500円くらい。
来年度からは基本+3%のエクストラボーナスがパームヤシ油の価格が暴落しない限り
払われるはずなので12〜15万円くらいの配当になるのではないかと期待してます。
3.トヨタ豪ドル建て社債
3%ですが源泉されて、約61839円の利息に対して12516円の源泉。
利息は48828円。
豪ドルが買った時の為替に近づいてきたのはうれしいです。
一時期80円まで豪ドル安になってたので為替負けがひどくどうしようかと思ってました。
今は85円。ずいぶん心理的に楽になりました。
4.三菱UFJ信託銀行米ドル建て社債
こちらは2%。でも同じく源泉されて、39220円の利息から7965円引かれて31225円。
こちらは利息は豪ドルより劣っているものの買った時の米ドルが101円程度なので
為替の利益が結構現時点ではでていてるので順調といえば順調です。
5.コモンズ投信
コモンズはうまくいきました。積み立ててで日経平均に相関のある投信を今年一年同額で積み立てた人はおそらく皆プラスでしょう。
2016年の頭、夏とガツンと下がったところで、今までの利益が全部吹っ飛んだ時期がありましたが、アメリカ大統領選でトランプという波乱があったものの株価は結局上がるという後半だったため、終わってみれば前半は安いところで積み立てられて後半思うように上がってくれた1年だったと思います。
こればっかりはどういうう風に利率を考えるかが難しいけれど、
1年で考えれば年間利益は342,478円。 年末の実質投資額で換算すると9.8%。
ただ3年間かけて利益が630,863と考えると18%➗3年で6%と考えてもいいかもしれません。
いいほうの数字を取っても仕方ないので、
長期投資なので6%で利益額は342,478円という考え方にしようと思います。。
それでも十分な利益が上がりました。
今年はトランプノミクスで上がるのか、
ブラックマンデーからはじまる10年ごとにやってくる暴落のアノマリーが来るのか
どうなんでしょうかね。。
日経平均が2万円を超えるところで安定したら売り時を真剣に検討したいと思います。
6.フォッシルクリーク
こちらは懸念案件。配当が押したため今年は配当がありませんでした。
2017年度に1回目の配当が出るそうですが、販売のための設備維持等でほとんど配当が出ないそうです。
住宅を全部売り切れば投資した額の150%くらいの金額が戻ってくる予定でしたが
売却が押している分販売コストも当然かかっているわけで
なかなか難しい状況です。
ランドバンキングはうまくいかないものも多いと聞いている中で飛び込んでみたのですが
やはり芳しくない。。。焦げ付く可能性も考えつつ、トランプ相場での不動産ブームの再来を期待するしかなさそうです。
7.センデラランチ
6のフォッシクルクリークと同じA2Aという投資会社の投資家優先プログラム。
A2Aの投資プロジェクトに投資している人だけが投資に参加できる年10%元本保証のプログラム。
2016年償還が結局なされず、現在クロージングしているので待ってほしい、投資家が不安がっているのはわかっている。
というのが最後のメール。
3月くらいまでには見通しが立つといいんだけどな。。。。
A2A自体の資金繰りが厳しいとなるとフォッシルクリークもヤバいわけで。。。
好転することを祈ります。
そしてプロジェクト管理で資金を管理しているはずなので、
フォッシルクリークも時間はかかってもせめて元本回収まではもっていきたい。。
ただ祈るしかできないですけど。。。
8.太陽光発電所1号基(九重)
こちらは順調にきています。
今年公庫の返済を繰り上げ返済して完済したため、
ランニングコスト以外の設備額の合計が確定しました。
(視察の交通費や書類の印紙代も含む)
それを20で割って1年あたりの投資額を算出し、利回りを出しました。
2015年は4%超えてましたが、 2016年は雪で止まることやパワコン取り替えが発生したので
4%切りました。
利益も100万にはとどかず。残念。
それでも十分にやってくれていると思います。
来年も無事発電してくれることと、早く遠隔監視装置の復旧を願います。
9.アロワナ養殖投資
安定の年15%の利回り。今年の利益約33万円(ドル110円換算)。
配当が遅れることもなく、
半年ごとに利息が振り込まれて来ています。
2年経ち、合計で6000USDが振り込まれていて 順調です。
やたら年末年始とかに挨拶レターが来ます。
3年契約なのであと1年もらって2018年に延長するかどうするか、
返金か、他のプログラムを選ぶのか。
パームと同様とにかく安定している感じがありいます。
まあ元本が戻るタイミングになって見ないとわかりませんが。
とにかくこのままいってほしいです。
10.太陽光発電所2号基(高山)
こちらはわかっていたけれど苦しい結果に。
購入時期、管理コスト、家賃と、品薄状態の高値づかみの物件なので
40万の利益,1.6%。九重の半分以下になりました。
節税優先で止むを得ず、というところもあったので
赤字にならずにソフトランニングしてくれればいいなあという案件なので
よしとしないといけませんが、
正直2%くらいはいくのでは?という読みだったので、ちょっとがっかりです。
日射量はあっても雪で稼動できない日数とかが発生したり、
停電で止まることがあったり、そして51kWの九重に対して54kWあることが
それほどは有利に働いていないのかな?という印象でした。
ソーラーフロンティアは曇りに強い、という触れ込みで54kWのパネル量、ということで
上ぶれを期待したのですが、シミュレーション比99%でシミュレーション割れでした。
初年度でシミュレーション割れはちょっと凹みました。
しょうがないんですけど。
今年も雪はやはり降り積もり、同じようにシミュレーションを達成するのに四苦八苦の年になるのでは?
と覚悟しています。
トントンで考えれば年間40万バッファがあるので事故や災害がない限り
赤字にはならないと思いますが。
11.ゴールドバー投資
紆余曲折ありましたが、これが一番利益のインパクトがあった投資でした。
始めた当初、ゴールドバープロジェクトの配当が当初の1/10 だったことから
いつでもゴールド現物を引き上げられるオプションを行使して、
同じようにマレーシア国内での別のゴールドバーのプロジェクトにゴールド現物を移管。
ちょうどマレーシアで銀行での金融商品販売の解禁の動きがあって
同じようなプロジェクトがあってよかったです。
移管先は18%の先払いで、移管手数料や送金手数料を差っ引いても
28900リンギ(約72万/1リンギ25円換算)の利益が振り込まれました。
利率はざっくり15%くらいですかね。
アロワナと同じくらいですね。
来年続行だと手数料は今年程かからないので利率が維持されればもう少し利率が上がりそうです。
金現物は資産にディフェンシブなものとして組み入れておきたかったので
今の所いい投資に巡り合ったなと思ってます。
今年の利益合計 約308万円
利益額ランキング
投資額が大きいので太陽光が上位に来てます。
ただ太陽光の間に割って入ったゴールドバー。今後も期待大です。
コモンズが予想以上に頑張りアロワナよりも利益をもたらすとはおもいませんでした。
利回りではアロワナですが。
下位の2つは今後とても心配ではあります。。
なにはともあれ利息が300万円を超えたのはなかなか頑張ったなと思います。
まだまだ投資だけで家族が生活出来る額ではありませんが
本業が年を取ってもできる職業ではないので何年かかけてさらに投資収益を増やしていきたいです。
利まわりランキング
15%で同率ですが、
2年目も問題なく配当されたことも考えると1位はアロワナですかね。
太陽光はグッと下位に。
大きいものほど高利回りじゃなくて安定を求めないといけないことも考えると、
まあしょうがないんですが。節税分をどう計算するかはありますが、
節税の効果を加味するゴールドバーの次あたりには並んでくるくらいの利益をもたらしてくれている体感はあります。
1年を振り返ると、
A2A案件のトラブル、太陽光2号基の予想よりは上がらなかった利益、太陽光1号基の設備トラブル、
ゴールドバー投資の不発によるプロジェクトの乗り換え、いろいろありました。
逆に言えばそれ以外は本当になにもなく順調に進んでくれたので
まずまずの成果だったのかなとおもいます。
今年は太陽光3号基(京都)、うまくいけばシンガポールの石炭投資も始めて、
さらに投資利益をあげられるように頑張っていければと思います。
もちろん今後もまだまだ投資資金が必要なので、本業も順調に行くことを祈りつつ
やっていければなあと。